
始めに
資産運用と聞いて怖いと感じたことがある人いるのではないでしょうか。
もちろん資産運用で、投資を始めると運用結果がマイナスになることもプラスになることもあります。
資産運用は上がったり下がったりするものなのです。
では、結局運用なんかせずに現金で持っていた方がいいじゃないかと思われた方は少し思いとどまってください。
そもそも資産運用は長期的に考えるべきもので、長い腰を据えて見守るものなのです。
しかも日本は超高齢社会で、国からの年金に頼ることすら危うい時代です。
つまり自分でセカンドライフの準備をしなければいけないのです。
セカンドライフのための手段の一つが資産運用ということですね。
では、これから運用を始めようと考えている方では何に注意すれば良いのでしょうか。
それは冒頭でもお伝えしましたが、長期的に考えるということです。
短期的に、例えば極端な話、1日1週間で成果を望まないでくださいねってことです。
長期的とは言え、どうすればいいのか。
長期運用の手段の一つが、今回ご紹介するドルコスト平均法です。
難しい言葉だなと感じた方もご安心ください。
中身はとても簡単なのです。
特に運用初心者の方にはおすすめの運用方法で、資産運用による失敗を減らすことができます。
ドルコスト平均法って何?
ドルコスト平均法のポイントは3つです。
- 決まった日に決まった金額を投資すること
- リスクを平準化すること
- 少額から投資できること
この3つです。
いまいちイメージしづらいですかね。
では、それぞれのポイントについて例を出して考えてみましょう。
まず、マスクを毎月必ず買うとします。
そしてマスクの値段は毎月変わるものとします。
では、まず必ず、毎月1000円分のマスクを買った場合を見てみましょう。
以下の図ではTYPE1が毎月1000円分のマスクを買ったケースです。

次に、毎月マスクを2個買った場合を見てみましょう。
以下の図ではTYPE2が当てはまります。

最後に一気にマスクを買ったケースです。
以下の図ではTYPE3が当てはまります。

最後にそれぞれ(TYPE1、TYPE2、TYPE3)の合計金額を比べてみましょう。

このようなケースで最もお得なのはどのTYPEでしょうか。
一目瞭然ですね。
合計金額が最も少ないのに最も個数を買うことができているTYPE1がお得です。
これが「ドルコスト平均法」なのです。
毎月の買う金額を決めることで、値段の変化に対して平準化することができるのです。
どんな人におすすめ?
では、ドルコスト平均法はどのような人におすすめなのでしょうか。
- 初心者
- 若い世代
- 貯金ができない人
ドルコスト平均法は、特に上記のような方におすすめです。
というのもドルコスト平均法は、長期的な投資に向いているので、運用未経験者や、これからの時間が長い若い世代には向いているのです。
また、貯金ができない人も決まった金額を引き落とすので向いています。
どんな時に使われるの?
- 積み立て投資
- つみたてNISA
ドルコスト平均法は基本的に積み立て投資には当てはまります。
決まった金額を投資に充てる運用方法ですので、特別他の手続きが必要ではないので、面倒な点もありません。
メリットは?
- 上昇、下方曲面のどちらでもスタートできる。
- 高値掴みを回避できる
- 日々の価格変動に一喜一憂せず投資を続けられる
- 初期投資にまとまったお金がなくても始められる
簡単にまとめると、これから株価の変動を気にすることなく、いつでも始められるということです。
また、初期投資にまとまった金額がなくても始めることができるので、誰でも始めやすい運用方法と言えるでしょう。
デメリットは?
- 上がり続ける局面では不利になることも
正直、ドルコスト平均法のデメリットは挙げることが難しいです。
というのも、基本的に運用は長期的に考えるものなので、デメリットが非常に少ないのです。
ですが、あえていうならば、株価が上がり続ける場面では、一括投資に比べて上がりにくいという側面があります。
しかし、株価は上がったり下がったりを繰り返すものですので、多少のことでは一喜一憂しない方が良いでしょう。
まとめ
運用はギャンブルではありません。資産運用で失敗する人は、必ずと言っていい程運用方法が間違えています。特に、間違いやすいのが、短期的に考えてしまう投機になってしまうことです。
投資は長期的に考えるものです。少しでも安定的に増やそうと考えている人は是非ドルコスト平均法を考えてみてください。