
始めに
今回は自動車保険でおすすめできない事(やってはいけない事)についてご紹介させていただきます。
そもそも自動車保険って必要なの?と思っている方もいらっしゃるとも思います。結論から言うと必ずつけた方が良いです。
警察庁のデータによると、2019年度の交通事故件数は年間で38万1002件です。1日あたりに換算すると、1000件以上の交通事故が起きている計算になります。
自動車事故がどれだけ多いかが分かりますよね。
また、事故は自分だけで完結するものではなく、他の人も巻き込んでいるケースが多いです。
その時に保険に入ってなかったら、多額のお金が必要になりますよね?
だから自動車保険が必要なんです。
また、最近ではネットなどで自動車保険に加入するダイレクト型自動車保険が増えてきました。
ネットで契約する事で費用を抑えやすいというメリットはあるんですが、費用を抑えるためにつけるべき補償を外してしまうケースがありますので、これから自動車保険に加入する予定の方・自動車保険を見直したいという方は、ぜひご覧いただければと思います。
1.対物対人補償に制限をつける
これは相手への補償です。
たまにいるんですが、この対物対人補償で、補償額に1億円などの制限をつける方がいます。これは絶対にしてはいけません。
なぜなら、必ずしも対象が一人ないし一つとは限らないからです。(対人補償は一人につき1億円や無制限)
相手の被害状況・年齢や職業等も賠償額に関係してくるため、治療費だけでなく、事故によって生じた損害・例えば、相手に障害が残ってしまい働けなくなってしまった場合などの損害についても賠償責任があります。
対物補償の場合も同じです。相手の車が一台とは限らないです。玉突き事故のケースも考えられますし、住宅に突っ込むことも考えられます。最悪の場合、それが高級住宅街だったら車以上に恐ろしいですよね。
保険とは万が一に備えるものです。
ありとあらゆるケースを想定し、対応できるようにしなければいけません。相手方への賠償が高額になるケースは存分に考えられますので、対物対人補償には制限をつけないようにしましょう。
※ご契約の内容によっては無制限と設定できない場合があります
2.車両保険を外す
これは自分の車に対する修理代です。
これが、ダイレクト型自動車保険で見落としてしまいがちなポイントです。ネットで気軽に申請を進めていってこっちの方が安いからと言って外してしまう方がいますが、これは絶対にやめましょう。
今の車は一つ一つのパーツが高額になっているため、昔に比べて修理代が高くなっています。車が破損してしまった場合には、買替え費用に充てることもできます。
また、仮に車両保険を付けた場合でも、修理代くらいで車両保険を使ったら、次からの保険料が高くなって、そっちの方が損じゃないの?と思う方もいらっしゃると思います。
しかし、多くのケースでは、等級が下がった事による保険料の増加よりも、自己負担で修理代金を支払った方が高くつきます。
車両保険は事故だけでなく、今年も熊本で豪雨による被害が起きていますが、台風などの自然災害にも備える事ができます。
自分の大切な車を守るためにも、車両保険をつけることをお勧めします。
まとめ
今回は、自動車保険で絶対にやってはいけないこととして、対物対人補償に制限をつける事、車両保険を外すことの2点についてご紹介しました。
繰り返しになりますが、事故はいつ起きるかわかりません。
皆さんが運転に自信があって安全に運転をしていた場合でも、相手の不注意で事故に巻き込まれることもありますし、事故を起こしてしまった場合、お手持ちの資産から賠償額や、車の修理代・買替え費用を支払う事が難しいという方も多いと思います。
車は便利な反面、高額な商品であり、自分だけでなく他人を巻き込む事故を起こす危険性がありますので、万が一に備えて自動車保険は選ぶようにしましょう。
少しでも皆さんのお力になれれば幸いです。
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